憲法記念日特別集会 新しい憲法をつくる沖縄県民の集い

  
 『今こそ、戦後体制からの脱却を!』

沖縄県民の集い

小林 正元参議院議員

日時:平成23年5月3日(火・祝)
    午後2時~
会場:「カルチャーリゾート・フェストーネ」
    (沖縄県宜野湾市真志喜3-28-1)
主催:自主憲法制定沖縄県民会議


講演要旨

 私は、教職を志し、公立学校教員をしていたところ、日教組から役員になれといわれ、その後、平成元年に参議院へ出馬を要請され、117万票という空前の得票で当選した。参議院議員の時、イラクのクウェート侵攻があり、多国籍軍が組織され、日本にも出動要請があったが、社会党は第9条を盾に反対し、時の海部内閣も結局140億ドルという巨額を多国籍軍に提供した。しかし、クウェートから感謝もされなかった。そこで、私は、実際に国際貢献をしない一国平和主義では、国際社会に通用しないことを痛感し、社会党を離党し、新生党~自由党~民主党に籍を置いたが、日教組は私を村八分にし執拗に攻撃してきた。
 さて、今の民主党は寄合所帯で旧社会党系の人が沢山入って影響力を行使している。その幹部の人たちは全共闘時代の人たちで、市民社会・地域主権とか言って、国家観がない。したがって、今回の東日本大震災・大津波・原発事故の対応にしても、警察・自衛隊・消防・地方自治体は本当に良くやっているけれども、いまの菅政権には、国家非常事態とか危機管理とか安全保障という認識が欠けているので、国家としての救済がはかどらない。また、今の憲法にはそうした規定がないことも問題である。尖閣諸島問題や北方領土問題で、中国やロシアに侮られているのも、第9条で、戦力を持たない、武力も行使しない、交戦権も認めない、と書いてあるので、近隣諸国から侮られてしまうわけだ。
 沖縄問題でも、民主党政権はそのマニフェストで、沖縄に、香港並に一国二制度を認め、独自の通貨発行権を認め、外国人参政権を認めようとしている。これでは、沖縄は、香港のように、中国に吸収されてしまう。沖縄の方々も、ぜひこのことを御理解いただきたい。

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